CHALLENGE

人事、さかきばら みほがオフィスで笑う様子の画像

新しい社内文化は、
人事から創る。
現場と経営の意思が
通い合う会社へ

Miho Sakakibara 2004年 キャリア入社 前職:金融営業 人事

Job Summary

仕事概要

人事部では、SB C&Sの新卒・キャリア採用をはじめ組織改編時の人材配置戦略、社員の育成やキャリア形成に関わるさまざまな施策の企画・推進を行っています。
榊原は現在、人事部付の担当課長というポジションで、次世代を担う経営人材育成やシニア活躍、人材育成プログラムの戦略立案など多様なプロジェクトを推進しています。

人事、さかきばら みほがインタビューに答える様子の画像

人事部全体として推進してきた
2つのプロジェクト。
Project

私の現在の役割は、1つの課のメンバーをマネジメントする課長職のものとは異なります。人事部内の各課横断で進める必要のあるプロジェクトに複数携わり、PMOとしてその円滑な推進を支えています。2021年からこのポジションに就き、さまざまな施策に携わってきましたが、個人的に思い入れの深いプロジェクトが2つあります。
1つは「経営塾」の企画・推進です。これは「次世代を担う経営人材の育成」として、当時社長だったSB C&S現会長の溝口自身の発案から動き出した取り組みです。会長自らがプレゼンターとして経営を担う人材に必要な経験・知識・志を伝承する場として「経営塾」を複数年にわたり実施してきました。現在は「経営塾」のコンテンツの一部をカスタマイズして、部長層へ研修を実施しています。そして部長が習得したことを1on1の場を通して課長層に展開していきます。これらの取り組みによって、経営層と現場組織が共通言語を持ち、コミュニケーションを深め、一体感を醸成していくことに繋がっていくと感じています。
もう1つは「ツキイチ」の社内浸透に向けたプロジェクトです。ツキイチとは、今ではSB C&S社内で共通言語となっている当社オリジナルの1on1(上司・部下間で定期的に行う1対1の面談)のことです。ネーミングからも想像できる通り、ツキイチの実施頻度は1カ月に1度。目的は仕事・キャリアの悩みからささいな話まで、上司―部下の相互理解を深めることです。さらに、各社員の日々の仕事がSB C&Sの成長やビジョンにどう貢献しているかを改めて確かめる場にもなっています。

人事、さかきばら みほがノートパソコンで仕事をする様子の画像

日々の仕事に向き合う現場組織に
“経営者目線”をどう浸透させるか。
Turning point

経営塾のプロジェクトで私は、1年間のカリキュラム設計や実施日の日程調整、社外講師の方々に対するアポイントメントの打診、当日の資料作成などの実務面全般を上司と協力しつつ担当しました。特にカリキュラムの部分では、発案者である社長へのヒアリングとディスカッションを重ねて意向を汲み取りながら、各回の内容の慎重な設計に努めました。
一方で参加対象者に対して、経営塾という企画に込められている想いや、各回の内容を行う狙いと概要について毎回丁寧にコミュニケーションすることを心がけました。日々の仕事の忙しい時間の合間を縫って参加してもらうからこそ、より当事者意識を持ってもらいたいと強く思っていました。
経営塾には経営人材の育成という目的のほか、SB C&Sという会社を経営する視点を役員のみならず多くの社員に持ち合わせてほしいという願いもこめられています。これを実現するため、まず初年度は執行役員向けの開催、次はその下に位置する本部長・統括部長へ。さらに次年度は部長層へと、数年をかけ対象を現場寄りに向けていく計画があります。私自身、課長として1つの課を率いた経験がありますが、管理職はどうしても自組織の目標や配下のメンバーたちに意識が向きがちです。もちろんそれは大切ですが、同時にそんな自部署の仕事の先に企業経営があるという視点を養うことに大きな意義があると、プロジェクトでの仕事を通して体感できました。

人事、さかきばら みほが笑顔でインタビューに答える様子の画像

“キャッチーさ”と“仕掛け”で
新しい社内文化を創りあげる。
Results

「ツキイチ」の取り組みが立ち上がったきっかけは、コロナ禍による働き方の大きな変化です。在宅勤務下でも社員同士の対話機会を確保し、繋がりを意識できる状態づくりが人事として取り組むべき課題でした。
ツキイチで最も工夫したことは、全社への意識の浸透です。実は過去にも人事から1on1の働きかけをしたことはあったのですが、長期で定着させることはできませんでした。そこで今回こだわったのが「ネーミング」。言いやすくて愛着が湧き、かつ「月に1回行うもの」であることを特に意識せずとも感じられるこの名前を付けました。ほかにも実施例を解説した動画コンテンツや実施アンケートの発信、管理職に向けた実施研修など、定着に向けたさまざまな仕掛けを実行しました。結果、開始から4年が経った2024年でも全社の実施率は80%以上をキープ。社員向けのアンケートでも、会社に対するエンゲージメントが高まっているという結果が得られました。従業員2,000名を超える当社で新しい社内文化の醸成に立ち上げから携われたことは、私の社会人人生のなかで貴重な経験となりました。
SB C&Sは、社員の「こういうことをやりたい」という意志に応えて、積極的に挑戦をさせてくれる風土だと感じます。反面、そうした新しいことにチャレンジして何かを成し遂げるためには、社員1人1人が変化して成長し続けることが求められていると言えます。 私自身、人事経験は20年近くになるのですが、当社で働いていると自分をアップデートしたいという気持ちが年々強くなっていることを実感します。

Why SB C&S? 私がSB C&Sを選んだ理由

人事、さかきばら みほがノートパソコンで仕事をしながら笑顔を向ける様子の画像

現場はビジョンに共感している。
経営は人を大切にしている。

かつて私がSB C&Sの採用面接を受けたときに強く感じたことがあります。それは、現場社員1人1人が自社の経営理念を理解したうえで仕事に向き合っている一体感です。それと同時に経営陣やマネジメント層もまた、「人が全て」という考え方を軸に持っています。
こうした社風は、もっと自分自身のスキルを深め、出来ることを増やしたいと思わせてくれます。私自身、これまでの人事経験や知識を客観的に捉える機会がほしいと、ここ2年間で「キャリアコンサルタント」の国家資格と「ビジネスコンプライアンス」の資格を取得。それがきっかけとなりコンプライアンス室の仕事も兼務することになりました。社員の成長を支援する社内制度も整っており、自分の意識次第でキャリアの可能性を自在に拡げられる会社です。これからも、自分自身の成長と会社の成長が両輪となってより豊かで幸福な未来を切り開くことに貢献していきたいと思っています。

※記載内容は2025年1月時点のものです

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